Seasonal Floral Calendar

秋植え球根で春の庭をデザイン


こんにちは、ハナです。
そろそろ季節は秋へと移り、庭づくりに最適な時間がやってきます。秋といえば落ち着いた景色を楽しむ季節ですが、実は「春の庭」を準備する大切なスタートでもあります。今回は、秋植え球根を使って春に咲く花のデザインについてお話ししたいと思います。

秋に植えておくことで、春になると色鮮やかな花が一斉に咲き、庭が一段と華やかになります。チューリップやスイセン、ムスカリなどは定番ですが、色や咲く時期を工夫して植えることで、長い期間にわたり楽しめる花壇をつくることができます。

さらに、配置の仕方によって印象も変わります。単色でまとめるとシンプルで落ち着いた雰囲気に、反対色を組み合わせると鮮やかで元気な庭に。高さの異なる球根を後方と前方に分けて植えれば、立体感のあるデザインが楽しめます。花壇だけでなく、鉢植えや寄せ植えに取り入れるのもおすすめです。


おすすめの秋植え球根品種リスト

  • クロッカス
  • スイセン
  • チューリップ
  • ムスカリ
  • アリウム
  • フリチラリア

植え付けのコツ

  • 深さ:球根の高さの約2〜3倍
  • 土:水はけの良い場所を選ぶ
  • 順番:早咲きから遅咲きまで計画
  • 時期:10月〜11月
  • 管理:冬は休眠させ、春の芽吹きを待つ

デザイン例のアイデア

  • 花壇:前方(低)→クロッカス・ムスカリ、中段→チューリップ・スイセン、後方→アリウム・フリチラリア
  • 鉢植え・寄せ植え:外側→ムスカリ・クロッカス、中央→チューリップ、後方→スイセン・アリウム

初心者でも失敗しにくい球根3選

  • チューリップ
  • スイセン
  • ムスカリ

球根を長持ちさせるポイント

  • 植えっぱなしOK:スイセン・ムスカリ
  • 毎年掘り上げ必要:チューリップ・フリチラリア
  • 掘り上げタイミング:葉が黄色く枯れるまで
  • 植える場所:水はけ良く、夏の直射を避ける

カラーコーディネート例

春の庭をより華やかに見せるためには、色の組み合わせも大切です。

  • 赤 × 黄:チューリップやスイセンで明るく元気な印象に。
  • 紫 × 白:ムスカリやアリウムと白いチューリップで上品な雰囲気に。
  • ピンク × オレンジ:柔らかい春らしい可愛らしさを演出。
  • 青 × 黄色:ムスカリの青とスイセンの黄色で爽やかで軽やかに。

→ 配色を工夫するだけで、同じ花壇でも全く違う表情になります。ご自身の好みや、家の外観に合わせて色を選んでみてください。


実際の植え付け手順          

(初心者向けステップ解説)

1️⃣ 土作り

  • 花壇や鉢の土をほぐし、必要に応じて腐葉土や堆肥を混ぜます。
  • 水はけをよくするために、底には砂を少量混ぜると安心です。

2️⃣ 植える位置を決める

  • 前方・中央・後方の高さや色のバランスをイメージします。
  • 花が咲く順番を考えて球根を配置してみましょう(置き場所だけ決め、まだ植えない段階でOK)。

3️⃣ 穴を掘る

  • 球根の高さの2〜3倍の深さの穴を掘ります。
  • 球根を置く際は、尖った方を上に向けてください。

4️⃣ 球根を植える

  • 穴に球根を入れ、周りに軽く土をかぶせます。
  • 球根同士の間隔は、種類によりますが基本的に5〜15cm程度空けると育ちやすいです。

5️⃣ 水やり

  • 植えた後に軽く水を与えます。
  • その後は冬の間ほとんど水をやらなくても大丈夫です。

6️⃣ 冬の管理

  • 落ち葉やワラで軽くマルチングすると球根が寒さで傷みにくくなります。
  • 春に芽が出るまでは、放置して自然に任せます。

春の庭を彩る準備は、まさに今から始まります。
少し手をかけておくことで、春に咲く花々が心を豊かにしてくれるはずです。ぜひ皆さまのお庭にも、秋植え球根の美しいデザインを取り入れてみてくださいね。

それでは、また次回の更新でお会いしましょう。